家を買う事も現実味を帯びてきた今日このごろ、物件選びに比べると住宅ローンについての知識と考察が追いついていないと思いましたので、住宅ローンに特化した本を読んでみました。
「住宅ローンはこうして借りなさい 改訂7版」です。
私の結論という感想は、「(この本は)、ちょっと住宅購入周りの知識が誤ってるか偏ってるんじゃないのか、、、???」です。
気になったところを書いてみます。私の方が間違ってるよ!という点があれば教えてほしいです。
中古住宅は消費税がかからない?
「新築 VS 中古」という話はあるのですが、新築=注文住宅 となっており、建売の場合の説明がありません。
ダイスケは建売を検討しているので困ります。
これから生じている誤まった説明として、「新築は仲介手数料がかからない」というのがあります。
新築でも、仲介物件であれば仲介手数料はかかります。 https://www.homes.co.jp/cont/buy_kodate/buy_kodate_00347/www.homes.co.jp
オーバーローンだと売れない?
何らかの事情で住宅ローンが残っているけど家を売る時の話です。
住宅ローン残高 - 家の売却価格 - 手元の現金
が0より大きい場合(つまり家を売っても住宅ローンが残る状態)だと、通常は家を売る事ができません(住宅ローンを貸している金融機関が許可しない)。
が原則なのですが、例外はあるようです。
この本では「売れません」と言い切っていて、ちょっと不親切かな、、と思います。
※頭金を入れないとこの状態に陥るリスクが高いので気をつけましょう、という主張には同意です
中古住宅は消費税がかからないのでおトク??
本文には「売り主が会社員などの個人であれば」と一応書いてあるのですが、章のタイトルが言い切っているので語弊があります。
不動産会社が売っている中古物件にはかかるので注意が必要です。
「今、10年固定金利が超割安!」??
10年固定金利は、11年目からの金利が高くなる可能性があるので注意が必要です。このデメリットに触れずにオススメしているので、ちょっと危ないなと思います。
良いところ
と、色々気になる所を突っ込んでしまったのですが、この本にも良いところはあります。
それは、図がたくさん使って説明されているので、概要がわかりやすいところです。
また、本を通しての「借りすぎないという事に注意」という主張にも私は賛成です。(具体的なおすすめローンや資金繰りについてはまたツッコミどころがありましたが、、、)
所感
というわけで、色々きになって全然頭に入ってこなかったのですが、こういう本もあるんだな、と思って勉強になりました。改訂7版のロングセラーなので、そこそこ売れてると思うんですけどね。
色々調べる時は、複数の情報源を確認しないと危ない(なので、営業マンの言う通りに進めるのは超危険)な〜と改めて思いました。まる。