住宅ローン系のスタートアップの社長さんが書いている本という事で、また新しい視点あるかな〜と思って読んでみました。
「まったく新しい」は言い過ぎですが、他の本には無い考え方はたしかにあって、なかなか良かったです。 尖った意見も多いので、この1冊では危ないですが。
団信のがん保障は圧倒的に割安
団信にオプションで付けられるガン保障なのですが、これが一般の医療保険と比べてすごいお得、というのがこの本の主張です。
どういう事かというと、団信でがん保障をつけた場合、金利が0.2%プラスされるものが多いです。
私のいつもの試算の4000万円、35年のローンで計算すると、0.2%の上乗せは、総支払額でいうと160万円。1ヶ月に換算すると、月3800円ほど。
これで、住宅ローンが最大で4000万円の支払い相応になります。
支払い初めてから時がたつほど、住宅ローン残高は減るので、保障額も相対的に減っていきますが、20年後でも残高は1900万円ほど。30年後でも650万円ほど。(金利1%で計算)
対して一般的な医療保険だと、一時期の相場は50〜200万程度が一般的とのこと。
こちらで保険料の目安を確認してみましたが、幅はあるものの、団信のがん保険と同じくらいの支払いで一時金は200万円。
ものによっては一時金以外もあったりするので単純比較はできないのですが、団信のがん保険がめちゃめちゃ割安なのは、私も納得しました。
でも、お得だからと言って、入るかどうかは別ね。ダイスケ冷静。
変動金利 + 団信のガン保障 + @ がオススメ(この本では)
この本では「金利はあがらない」という尖った意見で、割安な団信を組み合わせた借り方がオススメされています。
上がらないという決め打ちはリスクがすごいな、、、とダイスケは思いますが、
- 金利上昇によるリスクを負う
- 代わりに、団信を手厚くして、病気等になった時にリスクを軽減
というバランスのとり方になるので、これはこれでありだと思いました。リスクを取れば取るほど金利はあがるので、どこでリスクを取るかという話なので。
改めて考えると、ダイスケ的なリスクでいうと、何らかの理由で仕事に支障が出てうまく稼ぐことができなくなる、というのは結構大きいとも思います。 金利上昇については、余剰資産を投資に回すのではなく、繰り上げ返済する、という対策はとれます。
この本を読むまでは、固定金利でいいかな!と思ってたのですが、また考え方がゆらぎました。むむむ。
死亡保障はいらないんですけどね。うーん。
TODO めも
- 病気、怪我等で働けなくなった時のリスクを考えてみる
- ↑に対応する保険を調べてみる(団信以外)