家も決まった事だし、火災保険について調べなきゃ〜という事で読んでみました。
火災保険関連の本は、住宅ローンに比べると少ないですね。ざっと調べて、比較的評判が良さそうなこの本を読んでみました。
全体的な感想
第1章がいきなりQA形式というダイナミックな構成なのですが、難しい点や誤解しやすい点にポイントをしぼって解説してくれていて、わかりやすかったです。
以下、個人的にためになったポイント。
家財も対象だよ。ただし楽器は注意が必要
火災保険/地震保険というと建物の保険のイメージが強かったのですが、
建物だけでなく家財も保険の対象にすることで、自然災害により生じた家財の損害も火災保険や地震保険で補償されます。
との事。
なのですが、1個30万円を超える貴金属等は、「明記物件」と言って扱いが特別らしいです。
では高価な楽器はどうかというと、、、
はい、楽器として通常使用するものについては、家財を対象としたご契約をいただくことで補償されます。
基本的には大丈夫そうです。
注意は2点で、
- 音質の変化は存在扱いにならない
- ギターが水に浸かってしまい、弾けるけど音が変わったとかは対象外かも
- 骨董品扱いだと明記物件になるので、ヴィンテージ系は判断が必要そう
だと思いました。
隣の家への責任は無い。逆に言うと、隣の家からの損害は自己責任
- 自分の家の瓦が飛んできて、隣の家が壊れた
- 自分の家が火事になって、隣の家が焼けた
このような場合、
故意や重大な過失がないかぎり賠償義務はありません
という事です。
これは逆を返せば、隣の家が原因で、自分の家に損害があっても、自分でなんとかしないといけない
、ということです。
自分は気をつけてるから火事なんて気にしなくていいぜ〜では無いんですね。地震等の天災もそうですが、自分ではコントロールしきれないリスクと考えた方が良さそうです。
火災保険とは、自分で自分の身を守る保険であると同時に、他人から受けた存在に対しても自分を守る、大切な保険なのです。
地震保険の補償は割と大雑把
地震保険は、
- 全損
- 大半損
- 小半損
- 一部損
の4段階で損害判定されて、その損害判定に応じた保険金が支払われます。
これは、地震に伴う家財の損害についても同じです。 ダイスケ的に問題になりそうなのは、損害判定の基準は、
個々の家財の損傷状況では判断されず、家財を大きく5つ(中略)に分類し、その中で一般的に所有されていると考えられる品目の損傷状況から〜中略〜認定を行います。
となっています。
つまり、例えばたてかけていた50万円のギターが地震で倒れて壊れたので50万円の補償とはならない、ということです。oh...
本を読んで生まれたTODO
- 建物の評価額を確認
- かけられる補償額のMaxになるので
- 家財の評価額を確認
- これも、かけられる評価額のMaxになるので
↑をベースに、実際の支払額を見ながら調整しようと思いました。まる。