色々読んだ本で、どの本でも「住宅ローンは定年までに完済すべし!」と書いてあってびびったので、まじめに考えてみました。
ライフプランニングってやつですね!FPの資格勉強してる時にやったけど、自分にはやってなかった!
結果はスプレットシートで公開しています。俺は生データを見たいんじゃい!という人はどうぞ。
やり方
今回は、ライフプランニングを推している日本FP協会が提供しているエクセルをベースにやりました。やるじゃん、日本FP協会。
今回は2段階にわけて考えます。
- 1年の収支を把握
- 老後までの資金の推移を把握
①. 1年の収支を把握
エクセルの「家計の収支確認表」を使います。
入れてみました。
- 収入、所得税、住民税
- 去年の実績
- 社会保険料
- 今年から国民健康保険料があがるので(会社員時代からの任意継続が終わった)ので、今年からの額
- 基本生活費
- カードの支払い実績から、旅行や機材代を除いたもの。適当。
- その他の支出
- 多分これくらい。適当。
支出が多い気がしますが、一旦放置してこのまま進めます。
1年間の貯金額が320万円との事なのですが、実際
貯金先 | 年間 | 備考 |
---|---|---|
中小企業 | 840000 | Max |
ideco | 816000 | 月6.8万円(Max) |
積立nisa | 400000 | Max |
robot投信 | 1200000 | 月10万円 |
合計 | 3256000 |
という形で自動で貯金、というか投資してるので、大体合っていそうです。 これ以外にも余ったら個別で株を買ったりしてるので、実際はもっと貯金できてる気がする。
②. 老後までの資金の推移を把握
エクセルの「家計のキャッシュフロー表」を使います。
元のファイルだと20年分しかないので、横に伸ばして100歳まで対応できるように改造しました。
入力は基本こんな感じ
- ライフイベント
- 家買う
- 35年ローンで支払い終わる
- 10年に1回、100万円の修繕
- 仕事引退
- 退職金は無し
- 家買う
- 引退までの収入
- ①を参考に
- 年金額は、ねんきんネットにログインして試算しました。
- 繰り上げ、繰り下げとかは考慮してません
- 自営業なので厚生年金が無い分、会社員より少ないです
- 支出
- ①を参考に
- 年齢による変化は無し
- 住宅費は仮で月15万円。35年の支払額合計が6480万円なので、流石に収まるでしょう
- ①を参考に
- 貯蓄残高は現在の総資産から、頭金相当の500万円を引いたもの
考慮しないもの
- 物価上昇
- 怪我や病気
- 仕事の収入の増減
- 家の買い替え
ライフイベントは独身・子供なしだと少ないですね。大きな病気がなければよいのですが。
これで3パターンシミュレートしてみました。
パターンA: 65歳で引退 資産運用無し
ダイスケは今年38歳になりますので、27年後に65歳を迎えます。
計算上では住宅ローンはまだ残っているものの、貯金は1億円ほど。十分すぎるように見えますが、、、
100歳まで生きると赤字です。持ち家を売ることができればなんとななるかもしれませんが、危ないですね。
というか、65歳で引退したら、100歳まで35年もあるんですよ。長過ぎませんか?今から65歳まで27年しか無いんですよ?
パターンB: 70歳で引退 資産運用無し
というわけで、70歳までバリバリ働いてみます。
引退時の貯金額は1億1000万ほど。1000万円の違いのようですが、、、
100歳まで生きても大丈夫になりました。5年の違いですが、結構かわるものです。
パターンC: 65歳で引退 資産運用有り
もうひとつ別の観点で、貯金を資産運用してみます。 年利4%で計算する事が多いようですが(FIREしたい人は4%で計算するようです)、控えめに3%くらいにしておきます。
金融庁のシミュレーションでもデフォルト3%になってますし、私が積み立てているものの中には金利が低いものもありますので(小規模企業共済)。
65歳の引退時で、資産が1億6000万円を超えました。すごいですね。
さらにすごいのは100歳の時。
なんと増えています。
これは、資産 × 0.03
の資産運用による利益が、生活費を超えるためです。
これならもう1回家買えますね。正直、パターンAとBは100歳の時にはボロボロの家に住んでいそうなので、、、、
まとめ
- 今の収支であれば、住宅ローンを支払っても割と十分な貯金ができる
- が、資産運用をしない & 65歳引退のパターンだと100歳で足りなくなる
- 引退を70歳まで伸ばすだけでかなり緩和される
- 資産運用がうまく行けばお金は余る
- このシミュレーションであれば、月15万円の住宅ローン支払いは大丈夫
あくまでシミュレーションなので、この通りは行かないでしょうが、目安としては十分なものができたと思います。
資産運用どうなるかわかんないし、仕事もどうなるかわかんないし、健康についてもわからない。
毎年これを見ながら、実績と突き合わせていけば良いでしょう。
せっかくだから、2100年までは生きてみたいなぁ〜。