ダイスケ、家買うってよ

独身38歳男、湘南に中古戸建を購入してプライベートスタジオを作りました

25日目、ダイスケ、フリーランスの経費と住宅ローンについて調べる

フリーランス仲間の方と話していて話題になったので、フリーランスの経費と住宅ローンについて調べてみました。

前提の知識

経費と税金の関係

サラリーマンだと税金は、給料から天引きされるので具体的な額についてあまり意識しな方が多いと思います。私も会社員だった時は、給与明細を見て「うわ〜結構取られるな〜」とは思いつつ、具体的な計算方式について考えたことは無かったです。

フリーランス個人事業主)になってからは、自分で確定申告で計算をするのと、知識の有無で税金が変わる余地があるので、税金には敏感になりました。

というわけで、できれば(合法な範囲で)払いたくない税金なのですが、一般的に額が大きいものとして「所得税」というのがあります。

所得税」はその名の通り、「所得」に対してかかる税金です。

これの計算式は

課税される所得金額(収入 - 経費- 所得控除)× 所得税率 - 控除額

となっています。

「課税される所得金額」が多ければ多いほど、税金はたくさん払う必要があります。逆に、「課税される所得金額」が少ないほど、税金は減ります。

払う税金を少なくしたい場合は、

  • ①収入を減らす
  • ②経費を増やす
  • ③所得控除を増やす
  • ④控除額を増やす

の4つが考えられます。

このうち、知識によって左右されるのは、②と③と④です。

ちなみに、このブログで何度も取り上げている住宅ローン控除は、④に該当します。

ダイスケの経費

ダイスケは、エンジニア(プログラマー、ソフトウェアエンジニア)で、商品を仕入れたり、お店を借りたりという事はありません。外注もしていません。

というわけで発生するのは、

  • ①パソコンや、有料ソフト等の備品
  • ②仕事関連のお食事会
  • ③在宅勤務にかかるお金

くらいなものです。

③が家関係です。というわけで、これを深堀りします。

家賃を経費に

賃貸で住んでいる自宅の一部を仕事場所にしている場合、家賃を経費として扱う事ができます。オフィス・事務所扱いです。

とは言っても、全額入れることはできず、何らかの計算によって一部を入れる事になります。(按分と言います)

ダイスケの場合は、広さで計算して3割という扱いにしていますので、

家賃月12万円 * 3割 = 4万円
4万円/月 * 12ヶ月 = 48万円

を経費としています。

所得税率を30%とすると(計算しやすくしています)、家賃の一部を経費に入れる事の節税効果は、

48万円 * 30% = 14.4万円

14.4万円も所得税が減る事になります。結構大きいですね。

※電気代、ネット代も同様に経費に入れられますが割愛

はい、長くなりましたが前提終わり。

持ち家住宅ローンの場合に経費に入れられる??

持ち家で、住宅ローンを借りる場合は、毎月決まった額を払うで、賃貸の家賃と同じように計算したくなりますが・・・・

残念、そうは行かないようです。

経費に入れられるもの/入れられないもの

按分の考え方は賃貸の時と同じで、全額ではなくて割合で一部を入れることになります。

  • 固定資産税
  • 住宅ローンの利息
  • 火災保険料・地震保険
  • 契約書などの収入印紙
  • 持ち家の原価償却費
  • マンションの管理費・共益費・修繕積立金など

うおー、難しい!

大きいのは、住宅ローンの支払いのうち、「利息」部分にしか入れられない、という事ですね。あと、「持ち家の原価償却費」という謎い概念もでてきてます。

具体的には後で計算してみます。

住宅ローン控除との関係

以下のルールがあるようです。

  • 住宅ローン控除の対象となるのは住居の部分に限られる
    • ただし、事業使用割合が10%以下の場合には、すべて住居とみなされ、全額住宅ローン控除が可能
  • 床面積の1/2以上が事業スペースの場合は住宅ローン控除の対象外

例えば、3割を事務所として扱った場合(つまり住居が7割)、住宅ローンの年末残高が4000万円だとしても、

4000万円 * 7割 * 1% = 28万円

となり、通常の40万円から大きく減る事になります。これが5割を超えるとそもそもゼロになります。

が、1割の場合は40万円で計算して良いそうです。難しいぞ、、、、

計算してみる

今まで通り3割とした場合と、住宅ローン控除枠いっぱいを使うために1割とした場合に2通りで計算してみます。

条件は以下の通りです。

  • 住宅ローンの年末残高は4500万円
  • 住宅ローン控除の限度額は50万円
  • 建物代金は1500万円
  • 年間の支払いのうち、利息は44万円
  • 固定資産税は10万円
  • 火災保険・地震保険は5万円
  • 契約書などの収入印紙代は1年目しか発生しないので対象外
  • マンションの管理費・共益費・修繕積立金など は戸建てで発生しないので対象外
  • 所得税は30%

daisuke-ie-kautteyo.hatenadiary.com

↑をベースにしています。

計算の仕方は、

住宅ローン控除

1割の場合は

4500万 * 1% 

3割事業(つまり7割が自宅)の場合

4500万 * 0.7 * 1% 

固定資産税/住宅ローンの利息/火災保険料・地震保険

支払った額 * (1割 or 3割)

が経費になります。

持ち家の原価償却費

これだけで記事1個かけそうなので、結論だけ、、、

  • 定額法
  • 耐用年数は木造で計算、22年
    • 償却率は 0.046

以上から、

建物代金 * 0.046 *  (1割 or 3割)

が経費となります。

結果

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住宅ローン控除も含めて考えると、1割に押さえて住宅ローン控除をフルで活用した方が、5万円ほど特になりました!

住宅ローン控除強い!

住宅ローン控除が効いている1〜10年目(または13年目)までは1割で計算して、住宅ローン控除がなくなったタイミングで3割に(オフィスを広くする)、というのが、今回の例だと一番お得になりそうです。

条件も人それぞれで5万円の差なので、労力の割にはそんなに差がないかな?と思いました。支払い利息も毎年減っていきますし。

手間を含めて考えると、経皮的には賃貸の方が安定してお得だな〜と思いました。持ち家の場合は計算がめんどくさすぎる、、、

今年から税理士さんにお願いしようかな、、、これは自分でやるのは無理な気がする、、、、

あ〜疲れた。

参考

advisors-freee.jp

www.saisoncard.co.jp

futurizm.jp

support.yayoi-kk.co.jp

www.calq.jp

magazine.aruhi-corp.co.jp

www.smbc-card.com